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投資情報

【米国株】(高配当株)スリーエム(3M)【MMM】の銘柄分析

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どうも、スマブロ@KENです。

本記事では米国株保有銘柄のうち、長期連続増配株の1つでもある、スリーエム【MMM】(3M)を分析します。年次決算書から企業の成長性や今後の投資戦略を検討してみます。

こんな方向けの記事
  • スリーエム(3M)への投資を検討している方
  • スリーエム(3M)の年次業績を知りたい方
  • 連続増配株に興味がある方
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【MMM】スリーエム(3M)の概要

それでは、スリーエム(3M)【MMM】の企業概要と事業について説明してきましょう。

「スリーエム」ってどんな会社?

「スリーエム(3M)【MMM】」は1902年創業の米国の化学電気素材メーカです。産業、交通、ヘルスケア分野でビニールやポリエステル、フィルム製品を開発している多角経営(コングロマリット)企業です。

主な製品はオフィス・家庭向け「ポスト・イット」(粘着ふせん)や「スコッチブライト」(研磨材、キッチン用清掃材)、「スコッチ」(粘着テープ)などが有名です。

同社は60年以上の連続増配年株でもあり、連続増配と高配当を兼ね備えたオールドエコノミー株です。

企業情報

会社英名3M co
本社所在地アメリカ合衆国 ミネソタ州
設立年月日1902年7月
従業員数96,163人
上場市場NYSE
業種分類資本財(Industrials)
時価総額87.72B(同業種内5位)
URLhttps://www.3m.com/

同業他社

スリーエム(3M)【MMM】のセクターは資本財「Industrials」です。資本財部門の時価総額で比べると、スリーエム【MMM】は5位です。

(Finviz.com)
  • 1位 ユニオン・パシフィック・コーポレーション【UNP】
  • 2位 ロッキード・マーチン【LMT】
  • 3位 ハネウェル【HON】
  • 4位 ユナイテッド・テクノロジーズ【RTX】
  • 5位 スリーエム【MMM】

※スクリーナは「finviz」というサイトで確認しています。

Market Cap 時価総額(市場価格x発行済株式数)

P/E Current Market Price ÷ Earnings Per Share (EPS)で求める。企業の現在の株価と株当たり利益比率を示し、P / E値が低いということは株式がその利益よりも比較的安価であることを示します。たとえば、P / E値が5の場合、現在の価格が5年間の1株当たり利益の合計と等しいことを意味します。

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ビジネスモデル

(出典 : 3m.com)

スリーエム(3M Company)【MMM】の事業分野は4つあります。

  • 安全・工業 (Safety and Industrial)
  • 運輸・電気 (Transportation and Electronics)
  • ヘルスケア (Health Care)
  • 一般消費 (Consumer)

事業は非常に多岐に渡り、その製品は7千点以上もあります。コングロマリット(多角経営)企業の名のとおり、事業分野の再編は頻繁に行なわれています。

年次報告書では2012年以来、40のビジネスから23に再編し、10件の既存事業の売却を行なっています。2019年10月、スリーエムはAcelity 社およびその子会社のKCIを過去最大となる43億ドルで買収しました。この買収でスリーエムは「創傷ケア部門」を保有することになりました。

新型コロナウィルスへの取り組み

(出典 : 3m.com)

米国では新型コロナウィルスのパンデミックに伴い、感染予防品の品薄懸念から感染症対策に必要な医療用マスクや防護具の輸出制限措置がとられていました。この混乱の中、2020年4月7日に政府、スリーエムの歩み寄りにより、制限措置は緩和されました。

3Mが国内医療従事者向けに同マスクを月間5500万枚を生産するほか、中国の工場から1億6700万枚前後を向こう3カ月で輸入することに合意したと説明。3M側は米国製マスクのカナダや中南米向け輸出継続が認められると発表した。米3M、今後3カ月にマスク1億6650万枚輸入へ(主に中国から)

(by スリーエム 2019 Annual Report)

染症対策に必要なマスク等は医療従事者・一般消費者にとって必要不可欠なものなので、是非とも安定供給してもらいたいところです。

製品セグメント

(出典 : スリーエム 2019 Annual Report)

スリーエム(3M Company)【MMM】の事業ポートフォリオは「安全・工業 (Safety and Industrial)」、「運輸・電気 (Transportation and Electronics)」、「ヘルスケア (Health Care)」、「一般消費者 (Consumer)」の4つあり関連製品は7千点以上もあります。

一般消費者向けで有名なのが、「ポストイット」や「スコッチブライト」が有名です。

全体では売り上げは前年比△2.3%減少営業利益は△13.5%減少しています。

  • 営業利益の34%を占める、安全・工業の売上げは前年比△7%減少、営業利益は△22%減少。
  • 営業利益の29%を占める、輸送・電気の売上げは前年比△5%減少、営業利益は△16%減少。
  • 営業利益の22%を占める、ヘルスケアの売上げは前年比9%増加、営業利益は△3%減少。
  • 営業利益の15%を占める、一般消費者向けの売上げは前年比0.1%増加、営業利益は3.2%増加。
事業別売上高比率
安全・工業 (Safety and Industrial):34%
運輸・電気 (Transportation and Electronics) :29%
ヘルスケア (Health Care) :22%
一般消費者 (Consumer) :15%

地域別売上高は米国(US)が4割、米国外が6割です。70か国以上で事業を展開しており、収益の約60%を国外から得ています。

地域別売上高比率
米国 :40%
米国外:60%
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財務表分析

売上高・営業利益率・純利益・ROE

それでは、年次報告(annual report)で年間の経営成績を確認してみましょう。

  • 売上高は10年間横ばいで推移しています。
  • 営業利益率は平均で約22%ですが、近年はやや低迷気味です。
  • 事業分野の再編を繰り返しながら利益率をキープできるか注視が必要です。

売上高 本業で得た収益を表す。売上高は会社の事業規模を示します。

営業利益  売上高からコストを差し引いた、本業で稼いだ利益を示す。

純利益 経常利益に対して特別利益や特別損失を加算/減算し、そこからさらに税金を差し引いたもの。最終的に会社に残るお金を表します。

営業利益率 営業利益率売上高と営業利益との割合(営業利益÷売上高×100)

ROE(Return on Equity) 会社の収益性を表す(純利益 / 自己資本(Equity))

キャッシュフロー

  • 営業CF、FCF(フリーキャッシュフロー)は10年間安定して微増傾向です。
  • 2019年は営業CF、フリーキャッシュフローともに増加しています。

営業CF 本業の収入と支出で得たキャッシュ量。合計額がプラスであれば、本業が順調であることを示します。
★営業CFがプラス→キャッシュ増加→財務CF/投資CFがUP→業績UP
★営業CFがマイナス→借入金増加→財務CF/投資CFがDOWN→業績DOWN

FCF フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフローで求めます。
★FCFがプラス → 借入金減少 → 経営良好
★FCFがマイナス → 借入金増加 → 経営悪化

資本支出  「有形固定資産の購入」値を「営業CF」から差し引いた値

売上高FCF比率 FCF÷売上高x100で求めます。

バランスシート

  • 自己資本比率は10年平均で約38%と高水準だが、2014年から低下しています。(一般に自己資本比率の平均は赤字企業で-4%、黒字企業で25%、優良企業(黒字企業中上位15%)で53%といわれています)
  • 2019年はAcelity社の買収に伴い固定資産と固定負債の伸びています。

株主還元指標(1株利益(EPS)+1株配当+増配率+配当性向)

  • 1株利益(EPS)は上昇傾向にありましたが、2019年はマイナスとなりました。
  • 配当は60年連続増配で10年で約2.74倍に増加しています。
  • 増配率は平均11%を維持しています。
  • 配当性向が直近では72%まで上昇しているのが気になるところです。
  • 株式数は自社株買いにより10年で約20%減と積極的に行なわれていますが、2019年はAcelity社買収のため自社株買いは規模が縮小しています。
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チャート分析

10年チャート

株価は2018年まで右肩上がりでしたが、260ドル付近をピークに下落しています。2019年の米中貿易問題、2020年3月の新型コロナパンデミックにより、スリーエムの株価は下落トレンド中です。

5年間のトータルリターン比較

5年間のトータルリターンをS&P500とNYダウで比較しました。S&P500が47%の成長であるのに対して、NYダウは42%スリーエムはマイナス3%と、株価は低迷中です。

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まとめ

2019年にAcelity社を43億ドルで買収し、「創傷ケア部門」を強化
営業利益率は近年20%だが、下降傾向にある
60年連続で平均11%前後増配中(配当は10年で2.74倍に成長)
2018年の260ドル付近をピークに米中貿易問題等で株価低迷中
株価成長(2015-2020年)はS&P500が+47%、VNYダウが+42%、MMMは-3%と下落傾向

株価は2018年以降、これまでの上昇基調から一点下落トレンドとなっています。

新型コロナウィルスのパンデミックで経済が打撃を受ける中、スリーエムのマスクなどの感染予防製品や安全・清掃・洗浄関連製品およびリモートワークに伴う家の修繕用品の需要増加を期待したいところです。

株価低迷中の今、配当利回りは3%後半なので、買い増しのチャンスではあります。

スマブロ@KENは今後も積極的に買い増ししていきたいと思います。

オススメ度 ・・・★★★☆☆星3つ です!

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