どうも、スマブロ@KENです。
本記事では米国株保有銘柄のうち、高配当株の1つでもある、マクドナルド【MCD】を分析します。年次決算書から企業の成長性や今後の投資戦略を検討してみます。
- マクドナルドへの投資を検討している方
- マクドナルドの年次業績を知りたい方
- 外食産業株に興味がある方
【MCD】マクドナルドの概要
それでは、マクドナルド【MCD】の企業概要と事業について説明してきましょう。
「マクドナルド」ってどんな会社?
「マクドナルド【MCD】」は米国の大手ファストフード・チェーン企業です。ハンバーガーやサラダ、コーヒー、清涼飲料、デザートを提供しています。
同社は44年連続増配年株でもあります。
企業情報
会社英名 | McDonald’s Corp |
本社所在地 | アメリカ合衆国 イリノイ州 |
設立年月日 | 1956年4月 |
従業員数 | 205,000人 |
上場市場 | NYSE |
業種分類 | Services |
時価総額 | 139.42B(同業種内1位) |
URL | https://www.mcdonalds.com/ |
同業他社
マクドナルド【MCD】のセクターは「Consumer Cyclical」、産業は「Restaurants」です。時価総額で比較するとマクドナルド【MCD】は世界1位です。

- 1位 マクドナルド【MCD】
- 2位 スターバックス【SBUX】
- 3位 ヤム・ブランズ【YUM】
- 4位 チポトレ・メキシカン・グリル【CMG】
- 5位 ヤム・チャイナ・ホールディングス【YUMC】
※スクリーナは「finviz」というサイトで確認しています。
ビジネスモデル

マクドナルド【MCD】は「McDonald’s」レストランの直営店とフランチャイズ店を展開しており、世界屈指のフランチャイズ企業です。
全38000店舗(2019年末時点で38,695軒)のレストランのうち、93%のレストランが地元のオーナーによってフランチャイズ化されています。マクドナルドの収益は、直営店による売上とフランチャイズ店からのロイヤリティ収入で構成されています。
「フランチャイズ経営」について

ここで、「mcdonalds.com」からマクドナルドの歴史を紹介します。
1954年にレイクロックという男性がカリフォルニアの小さなハンバーガーレストランを発見しました。そのレストランではディックとマックマクドナルドの兄弟がハンバーガー、フライドポテト、飲み物などの限られたメニューに集中することで迅速なサービスで手頃な価格の料理を提供していました。
そのレストランを経営していたマクドナルド兄弟はフランチャイズエージェントを探していました。レイクロックはマクドナルド兄弟からマクドナルドの名前とオペレーティングシステムの独占権を購入します。
レイクロック氏は、一貫して高品質で均一な調理方法による料理を提供するレストランシステムを構築したいと考えていました。これを達成するため、彼はフランチャイズ店とサプライヤーの両方に彼のビジョンに賛同するよう説得し、「“In business for yourself, but not by yourself.”」というスローガンを考えました。
このビジョンは、3本足のスツールに基づき、1番目はマクドナルドのフランチャイズ店、2番目はマクドナルドのサプライヤー、3番目はマクドナルドの従業員です。この3者がお互い相乗効果を発揮しあうことで高品質で均一的なレストランシステムを構築させました。
1961年、クロック氏はイリノイ州にあるマクドナルドのレストランで、ハンバーガー大学と呼ばれるトレーニング・サポートプログラムを開発開始し、そこで新しい調理、冷凍、保管、提供方法を開発しました。27万人を超えるフランチャイジー、マネージャー、および従業員がこのトレーニングプログラムを卒業しています。
(出典:mcdonalds.comを一部翻訳)
このトレーニングプログラム(調理・販売ノウハウ)によりマクドナルドブランドを築き上げました。
その後、「ドライブスルー」、スマートフォンアプリを活用した注文をUber Eats社と提携した「デリバリー」など、新たな販売方式を生み出しています。
製品セグメント

マクドナルド【MCD】は「McDonald’s」レストランの直営店とフランチャイズ(FC)店を展開しています。全体では売り上げは前年比0.2%増加しました。
- 45%の売上げを占める、直営店は前年比マイナス5.9%減少。
- 55%の売上げを占める、フランチャイズ(FC)店は前年比プラス5.8%増加。
フランチャイズ(FC)店へのシフトが強化されています。

直営店 :45%
フランチャイズ店 :55%
地域別売上高は米国(US)が4.5割です。
地域別営業利益は米国(US)が45%、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ロシア、スペイン、英国等の国際市場が53%、その他の国際成長市場が2%です。
米国 :45%
国際市場:53%
上記以外:2%
財務表分析
売上高・純利益・営業利益率
それでは、年次報告(annual report)で年間の経営成績を確認してみましょう。
- 売上高は2013年をピークに緩やかに右肩下がりです。これはフランチャイズ店舗数の増加に伴い、売上げが置き換えられたためです。
- 営業利益率は平均で約34%ですが、2015年を境に上昇しています。

売上高 本業で得た収益を表す。売上高は会社の事業規模を示します。
営業利益 売上高からコストを差し引いた、本業で稼いだ利益を示す。
純利益 経常利益に対して特別利益や特別損失を加算/減算し、そこからさらに税金を差し引いたもの。最終的に会社に残るお金を表します。
営業利益率 営業利益率売上高と営業利益との割合(営業利益÷売上高×100)
キャッシュフロー
- 営業CF、FCF(フリーキャッシュフロー)は減少傾向でしたが、2017年以降は増加に転じています。
- 2019年は営業CF、フリーキャッシュフローともに増加しています。

営業CF 本業の収入と支出で得たキャッシュ量。合計額がプラスであれば、本業が順調であることを示します。
★営業CFがプラス→キャッシュ増加→財務CF/投資CFがUP→業績UP
★営業CFがマイナス→借入金増加→財務CF/投資CFがDOWN→業績DOWN
FCF フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフローで求めます。
★FCFがプラス → 借入金減少 → 経営良好
★FCFがマイナス → 借入金増加 → 経営悪化
資本支出 「有形固定資産の購入」値を「営業CF」から差し引いた値
売上高FCF比率 FCF÷売上高x100で求めます。
バランスシート
- 自己資本比率は10年平均で約17%と低く2016年以降はマイナスに転じています。
- これは経営悪化による債務超過ではなく、自社株買いにより株主資本が減少(債務超過)したためです。(一般に自己資本比率の平均は赤字企業で-4%、黒字企業で25%、優良企業(黒字企業中上位15%)で53%といわれています)

株主還元指標(1株利益(EPS)+1株配当+増配率+配当性向)
- 1株利益(EPS)は2014年以降は右肩上がりで安定して伸びています。
- 2019年は最高値を更新しています。
- 株式数は10年で70%減少しており、自社株買いは積極的に行なわれています。
- 配当は44年連続増配で10年で約2.09倍に増加しています。
- 増配率は平均8.7%と高水準です。
- 配当性向は横ばい傾向にあり、直近では59%で配当余力は十分にあります。

チャート分析
10年チャート
株価は2019年の220ドル付近をピークに緩やかな右肩上がりを形成しています。2020年3月の新型コロナパンデミックにより大きく下落しましたが、5月は新型コロナウィルスの収束期待から戻しています。

5年間のトータルリターン比較
5年間のトータルリターンをS&P500とNYダウで比較しました。S&P500が47%の成長であるのに対して、NYダウは43%、マクドナルドは95%と、株価はインデックスを圧倒的に上回っています。

まとめ
2 営業利益率は平均で約34%で非常に高い利益率である
3 44年連続で平均8.7%で増配中(配当は10年で2倍に成長)
4 2019年の220ドル付近をピークに上下動を繰り返しながら上昇中
5 株価成長(2015-2020年)はS&P500が+47%、NYダウが+43%、マクドナルドは95%とインデックスを大幅に上回っている
株価はこれまで右肩上がり傾向で安定感があります。
今後、爆発的な株価成長は望めそうにありませんが、米国はまだ人口増加が見込めるため、しばらくは安定した収益が望めそうです。
配当利回りは2.6%後半なので、買い増しのチャンスではあります。
スマブロ@KENは今後も積極的に買い増ししていきたいと思います。
オススメ度 ・・・★★★★☆星4つ です!