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【米国株】(アメリカ株)高配当のおすすめ銘柄ランキング

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どうも、スマブロ@KENです。

米国株は右肩上がりで成長を続けていますが、これから投資を始める初心者の方に自信を持っておすすめできる高配当株がたくさんあります。今回は初心者の方から『おすすめの高配当株をぜひ教えて欲しい』という声がありましたので、米国の高配当株についておすすめ銘柄をご紹介していきます。

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米国株をおすすめする理由とは?

米国株にも『キャピタルゲイン』を目的とした投資スタイルと『配当』を目的とした投資スタイルがありますが、初心者の方には高配当株を中心に配当を積み上げて行くスタイルの方が効率的に資産を増やしていける場合があります。

米国株が『配当』を目的とした投資スタイルにおすすめな理由を解説していきます。

おすすめ① 米国株は積極的に株主還元する企業が多い!

米国株には日本株のように株主優待はありません。しかし、企業活動によって得た利益をキャッシュで株主に還元する企業が非常に多くあります。

株主還元には配当支払い額を前年度よりも増やす『増配』という方法や市場から発行済み株式を買い戻して1株当たりの価値を高める『自社株買い』という方法があります。そういった株主還元を行う銘柄をうまく選択することができれば効率的に資産を増やしていくことができます。

おすすめ② 高配当銘柄が多い!

例えば、日本企業の連続増配で有名な花王(4452)は配当利回りが1.5%あります。一方、米国株の高配当銘柄に幅広く分散したバンガード社のETF(VYM)では2.76%連続増配株で構成されたバンガード社のETF(VIG)では1.62%(2020年5月30日時点)と日本より高い配当利回りになっています。

おすすめ③ 配当金支払いが年4回もある!

日本企業の場合、配当金支払いは大半が年2回です。例えば、花王(4452)の場合は6月と12月に配当金支払いがあります。一方、米国株の場合はほとんどの企業で配当金支払いが年4回となっています。

しかも企業により支払い月のパターンが複数あります。パターン①(3月、6月、9月、12月)やパターン②(2月、5月、8月、11月)、パターン③(1月、4月、7月、10月)の3つのパターンがあり、最低でも3銘柄を上手く組み合わせることで、なんと毎月配当を受け取ることができます。

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高配当株の選び方とは?

株主還元意識が高く、毎年配当を増額している高配当銘柄には、いくつかの特徴があります。単純に高配当という理由だけで選定すると将来的に評価額が配当収益を下回ったり、減配されるなどのリスクが発生します。

ここでは、高配当銘柄を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。

高配当株を選ぶポイント

①株主還元意識が高い企業であること
②景気に左右されにくい生活内需企業を選ぶこと
③財務(配当性向)が健全であること

さらに詳しく解説していきます。

株主還元意識が高い企業

  • 過去に減配実績がない企業
  • 自社株買いで発行済み株式数が減少している企業

連続増配していることはもちろんですが、いくら高配当といっても突然景気によって減配されては利回りが低下するので過去に減配実績がないことが重要です。

また、発行済み株式数が減少傾向にあれば、企業が市場から発行済み株式を買い戻して1株当たりの価値を高める『自社株買い』を実施しているということなので、株主還元意識を確認することができます。

景気に左右されにくい生活内需企業

  • 生活必需品である食糧品や嗜好品、日常製品やサービスを提供している企業
  • 米国内にて安定した内需がある企業

生活必需品は景気に左右される影響が少ないため、配当原資となる利益を安定して確保することができます。

生活必需品では食料品や嗜好品、日常消費品に代表されるオールドエコノミー企業』と情報サービス系に代表されるニューエコノミー系』企業があります。ニューエコノミー系企業はキャッシュを自社投資に使い、株価上昇による企業価値そのものの上昇を株主に還元する「キャピタルゲイン」タイプですので、売買タイミングをはかる必要があり、配当は期待できません。高配当を目指す場合は、オールドエコノミー系企業が選定候補となります。

ニューエコノミー企業:
主に米国の世界的なIT企業。グーグル【GOOGL】、アマゾン【AMZN】、フェイスブック【FB】、アップル【AAPL】、マイクロソフト【MSFT】といった生活に密着したIT情報系サービスを提供している企業。

財務(配当性向)が健全な企業

  • 配当に対して原資となる利益を健全に確保している企業

例えば、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSA)などは配当利回りが11%を越えていますが、配当性向は100%を越えています。将来的にこの高い配当利回りを維持していけるのかできるのか?といったリスクがあります。

配当性向(%):
1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100で計算します。配当性向は、その期の純利益から、いくら支払っているかをパーセンテージで表したものです。

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おすすめ銘柄ランキング

それでは、高配当のおすすめ銘柄を1位から5位までランキングしていきます。これから投資を始めようと思っている初心者の方に自信を持っておすすめできる高配当銘柄です。

1位:ジョンソン・エンド・ジョンソン 【JNJ】

米国世界最大の医療薬品・ヘルスケア製品の持株会社です。

配当利回りは2.62%、配当性向は49.26%です。

58年連続増配を続けていて7%前後の増配を維持しています。配当金は10年で1.8倍以上に成長していきます。

主要ブランドとしては、日本でも有名な絆創膏の「バンドエイド」、ベビーパウダー・オイルの「ジョンソンベビ―」、コンタクトレンズの「アキュビュー」などで、米国内および日本国内にも需要があり、景気に左右されにくい企業で非常に安定していきます。

安定した企業成長性を誇り、配当利回りと配当性向のバランスは申し分ありません。堂々の1位にランキングしました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンを徹底解説したこちらの記事も参考にしてください。

【米国株】ジョンソン・エンド・ジョンソン (Johnson & Johnson)【JNJ】の銘柄分析
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)【JNJ】は55年以上連続増配を続けいている米国世界最大の医療薬品・ヘルスケア製品の持株会社です。Johnson & Johnsonはヘルスケアセクターでは優良株で有名ですが、長期投資を前提とした場合について銘柄分析していきたいと思います。

2位:プロクター・アンド・ギャンブル【PG】

米国の消費財メーカー大手であり、衣料用・台所用洗剤、消臭剤、ベビー用品、ヘアケア用品、シェーバーを世界中で販売しています。

配当利回りは2.78%、配当性向は67.3%です。

60年連続増配で6.8%前後の増配率を維持しています。10年で配当は1.7倍以上に成長していきます。

主なブランドは衣料用洗剤「アリエール」、「ボールド」、台所用洗剤「JOY ジョイ」、エアケア「ファブリーズ」、ベビー用品「パンパース」、ヘアケア「パンテーン」、「ヴィダルサスーン」、シェーバー「ジレット」、「ブラウン」などで、米国内および日本国内にも需要があり、景気に左右されにくい企業で非常に安定していきます。

圧倒的なブランドカに裏付けされた収益力の高い企業であり、2位にランキングしました。

プロクター・アンド・ギャンブルを徹底解説したこちらの記事も参考にしてください。

【米国株】プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)【PG】の銘柄分析
米国株のうち、保有銘柄の1つでもあり、世界的な一般消費財メーカであるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)【PG】を分析してみたいと思います。果たしてプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)【PG】のようなオールド・カンパニーは長期投資する価値はあるでしょうか?

3位:ペプシコ【PEP】

ペプシコは米国の食品・飲料水メーカーであり、炭酸・清涼飲料水飲料、スナック菓子、シリアルを世界中で販売しています。

配当利回りは3.13%、配当性向は71.89%です。

45年連続増配で7%前後の増配率を維持しています。10年で配当は2倍以上に成長していきます。

飲料の主なブランドは「ペプシコーラ」、「マウンテン・デュー」、「ゲータレード」、「トロピカーナ」などの清涼飲料水です。スナック菓子としては「ドリトス」、「チートス」チップス、シリアルの「ライフ」などで、米国内および日本国内にも需要があり、景気に左右されにくい企業で非常に安定していきます。

高い配当利回りと増配実績はナンバーワン!。3位にランキングです。

ペプシコを徹底解説したこちらの記事も参考にしてください。

【米国株】ペプシコ【PEP】の銘柄分析
米国株のうち、保有銘柄の1つである世界的な食品・飲料水メーカであるペプシコ【PEP】を分析してみたいと思います。ペプシコは以外な優良銘柄でした。

4位:コカ・コーラ【KO】

コカ・コーラは世界的な清涼飲料水メーカで、ノンアルコール飲料用濃縮液とシロップの製造・販売を世界200カ国で行っています。

配当利回りは3.51%、配当性向は88%です。

50年連続増配で2.5%前後の増配率を維持しています。10年で配当は2倍以上に成長していきます。

500種類以上の炭酸飲料、果汁飲料、コーヒー、紅茶、スポーツ飲料、エネルギー飲料、お茶、ミネラルウォーターがあります。日本では「スプライト」「ファンタ」、「ジョージア」、「綾鷹」、「いろはす」などで、米国内および日本国内にも需要があり、景気に左右されにくい企業で非常に安定していきます。

生活に密着し、景気に左右されない嗜好品といえばコカ・コーラでしょう!4位にランキングです。

コカ・コーラを徹底解説したこちらの記事も参考にしてください。

【米国株】コカ・コーラ【KO】の銘柄分析
米国株のうち、保有銘柄の1つである世界的な清涼飲料水メーカ【KO】コカ・コーラを分析してみたいと思います。

5位:アッヴィ【ABBV】

アッヴィは米国の研究主導のバイオ医薬品を開発する企業です。

配当利回りは5.24%、配当性向は84%です。

7年連続増配中であり、平均15%増配しています。配当金は7年間で2.67倍に成長しています。

生活には馴染みがありませんが、米国内で関節リウマチ炎症の治療薬である「ヒュミラ」が米国内および世界売上1位です。米国内に需要がありますが、「ヒュミラ」は今後特許失効により、売上減少が懸念されています。2020年5月にアラガン社を630億ドルにて買収し、新たなポートフォリオ構築が成長の鍵となっています。

圧倒的な配当利回りと配当成長は他の追随を許しません!。魅力的な可能性を秘めた銘柄です。期待を込めて5位にランキングです。

アッヴィを徹底解説したこちらの記事も参考にしてください。

【米国株】(高配当株)アッヴィ【ABBV】の銘柄分析
アッヴィは高配当なバイオ銘柄です。初心者の方向けにビジネスモデルから財務表を徹底分析しました。アラガン社買収により売上高6割を占める「ヒュミラ」に続く新しいブロックバスターを開発していけるか?今後の展望を年次報告から読み解いてみます。
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まとめ

銘柄選びのポイント①「積極的に株主還元する企業を選ぼう!」
銘柄選びのポイント②「景気に左右されにくい生活内需企業を選ぼう!」
銘柄選びのポイント③「財務(配当性向)が健全な企業を選ぼう!」

米国株では従来の『オールドエコノミー企業』とIT企業に代表される『ニューエコノミー企業』がありますが、ニューエコノミー系企業はキャッシュを自社投資に使い、株価上昇による企業価値そのものの上昇を株主に還元する「キャピタルゲイン」タイプです。そのため、初心者の方には売買タイミングをはかるのが難しく、株価低迷局面にて狼狽売りしてしまう傾向があります。

そのため、初心者の方には財務基盤がしっかりしたオールドエコノミー企業を選定することで、着実に『配当』を積み上げて行くスタイルがおすすめです。

ぜひ、本記事を参考にして米国株投資を検討してみてください。

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